雪駄
雪駄のかかとが取れたので、買った店に修理に持って行った。
預けて、直るの待って取りに来りゃいいのかな?と思っていたら、作業台のじいさんが、さっそく釘を抜きはじめた。
そこで作業を見学。
- かかとの金具の釘を抜く
- かかとの皮の釘を抜く
- かかとの皮の新しいのを用意し、土踏まず側を釘で留める
- 新しい金具をかかとの皮と底の間に打ち込む
- 金具を釘で留める
- かかと全周を釘留めする
こういう手順だった。
経験豊富なベテラン職人の技は美しく、動きにも無駄が無く、流れるように修理が終る…という先入観があったのだが。
釘抜きのポンチは落っことす、釘は曲げる、釘頭は不揃い、あげくのはてにボンドまで使う。もたもた1時間もかかった。
めっさ不器用&へたくそで、正直びっくりした。
…方法は判ったので次は自分で修理しよう。
これだけじゃなんなので。
雪駄を履いていて困る事は黒ビロードの鼻緒の色が、白足袋について汚れる事。
これを皮の鼻緒にすげかえれば直るのか聞いてみた。
結果:無理だって。
接触面が白い皮になっている鼻緒にすげかえないと駄目らしい…むう。