利休居士 餘香録

編集発行 協贊會/1930年。

昭和15年。利休350年忌の北野大茶湯。その記録。厚さ357ページ。


巻頭グラビア?は北野大茶湯で使われた道具の図版である。

ただし、そのグラビアページが実に213ページもある、というのが当時の茶の湯を示していると思う。

まぁ片面印刷なので道具は100個くらいなわけだけど。

それに対し、客の姿が写っている写真は数枚しかない。いまこういう本作ったら、もっと当日の様子の写真を載せると思うんだけど。


では、道具にツッコミ入れるか。

利休菊置上木地棗 利休在判。

利休の時代に菊置上木地棗、なんて技法あったのだろうか?
道具の技法と時代が合わない気がするゼ。