花の賞翫

床の花は、床前に正座した状態で賞翫するものである。

諸飾りって、軸があるから床に花が入れてあるのがたいていだが、後座に花を入れる場合は大平に中釘で掛けたり、場合によってはもっと高い位置に掛ける場合だってあるだろう。

でも、花がどの位置にあろうとも、花は床前に正座した状態で賞翫するものである。


…これだと花入の底しか見えない場合もあるかもしれない。

でも、多分それでいいのだろう。

花は、花入を賞翫する為にあるのだから。