お茶3 茶巾

寸法
古流は巾は晒巾、縫立てほぼ曲尺六寸とするものと七寸との二種、
(中略)
いまはこれ亦概して小さく、デパート型になつてから、日一日と可愛らしくなりつゝある。だが茶巾は大きいものほど使ひよいのである。

茶巾は年々ちいさくなっていたのか…。
今縫い立て四寸ぐらいだよね。
こういうのは昔の本でしか知れないので面白いね。

なほ絞るにも至極手輕く、かりそめにも力みを手先にも顔色にも見せぬが故實である。

いや、そりゃまぁそうでしょうが…。あえて書く事か?それは。

いかに軍國でも茶巾と茶筅は新らしきを欲する、だから出來得る限り古法の如くその日限りで捨つべきであるが

実はこの本、昭和18年の刊行なんだが全体に「軍国」「軍国主義」をあきらかに悪口として書いているんだよね…。
こんなんで大丈夫だったんだろうか?