實用女子手紙の枝折4 蓋置
實用女子手紙の枝折、に書かれている「茶の湯の枝折」は、かなりおおらかな人が書いてるのかもしれない。
帛紗
(略)
併し稽古中は此も亦た半ケチーフの類で十分なんである
おおらかというかなんというか。
こういう適当さが許される時代だったのかもしんない。
蓋置
此は釜の蓋を置く道具であつて一般に竹で拵えられてある而して此に節の中程に在るものと末に節のあるものとの二た通りあるが其の何れを用ひよーと其は人々の勝手である。
ちょっと待てい!
おおらかとかそういうレベルじゃないぞ。
一般書の入門書、というのは普通はカチっとお堅いものなのが普通だと思うのだが…もはや大雑把としか言いようがないわいな。
この時代ほんとうにこう思われていたのならどうしよう?とまで思うじゃないか。