野々田式のモールド

野々田式のヒーターには「表千家」「裏千家」のバージョンが有る。

つまり、両千家の炭の置き方を反映したモールドが為されたヒーターとなっている。


他の流派はどうすればいいのか良くわからないが、正直、気にしている人なんているのだろうか?


例えば、表千家裏千家の両方が使っているカルチャーの茶室があるとする。


水屋でお稽古の練習をしている時に

「あ、そのヒーターはお流儀の炭じゃないから別の風炉を持って来て」

なんて言われる事はあるのだろうか?

…ないと思うなぁ。

あのヒーターのモールドなんて誰も気にしていないんじゃなかろうか?


さて、そんな事より気になる事がある。


野々田式のヒーターには炭のモールドの他に、五徳のモールドが有る。


五徳のモールドが有るヒーターが、切り合わせ風炉に納まっている、というのはとても納得できない。

炭は適当に置く事があるかもしれんが、鬼面風炉に五徳入れる奴は居ねぇだろ。

「切り合わせ風炉バージョン」も作れよ…手抜きせず。