君子遠庖厨也

「男子厨房に入らず」という。

昔、斉の宣王が、王の資質に関し孟子に質問した。
それに対する孟子の「(食材が死ぬのをみて忍びない気持ちになっちゃうのはまずいので)君子遠庖廚也」という言葉が元になっている…んだそうだ。

男尊女卑的思想の発露とされている。


でも、包丁が武士の嗜みで、茶の湯が盛んだった時期に、こんな馬鹿な事を言うって事は
ないんではないか?

台所の事が判らなくってお茶ができるとは到底思えないんだよね。


そういう意味でこの言葉が一般化したのはいつごろなのか疑問である。

でも、なんとなく、茶の湯が女の物になっていった時期と連動していそうな気がする。