湯木美術館 茶道具の琳派
タイトル通り、尾形乾山を中心にした茶道具展。
ここでは尾形乾山(初代)は、ややこしさを避ける為か「尾形深省」名義での展示。
なんでかは説明無かったな…。
入口近くで目を惹くのは「銹絵染付絵替 筒向付」。
ガラスコップみたいな細長い形状の向付なのだが、筒の中まで絵付けがされている。
…どうやったのかさっぱり判らんすごい技術である。
「銹絵染付 水仙・松絵替茶器」。
四方形の猪口に蓋を付け、茶器に転用したもの。
…そば猪口に蓋をつけてもこうはならなさそう。やはり乾山の絵付けの力か。
佐野長寛の「片輪車蒔絵菜盛椀」。ろくろで挽いた椀の蓋に青貝で片輪車の螺鈿。青貝を埋めるスペースなんて当然ないので、無理矢理高置してから埋めてある。
…ちょっと無理アリすぎ。
酒井抱一下絵の 朱盃七客。…すっごくおみやげものっぽいです。
あと、当然吉兆さんですから、展示物に実際に料理を盛った写真パネルも展示。
…どうせなら毎日違う料理を盛って展示してくれればいいのに…。
全体の印象としては「やっぱ乾山はすごい」「でも食器としてはうるさいな」って感じかなー。