大阪市立東洋陶磁美術館へチャリンコで

大阪市立東洋陶磁美術館「碧緑の華・明代龍泉窯青磁−大窯楓洞岩窯址発掘成果展」。

発掘ものなので、ぶっちゃけできそこないの青磁をいろいろ見ることになる。
でも、できそこないだけに様々な表情を見せてくれていて、結構楽しめる。

官窯と民窯の実力差の隔絶とか、焼成中にくっついちゃった重ね焼きの青磁の塊とか、みててすっごく勉強になる。

あと、平常展としては「日本」「中国」「朝鮮」の古陶磁コレクションがあって、中国の実力を思い知らされるし、また、「朝鮮」のコレクションに、どうみても唐津ですありがとうございました、みたいなのもあって、なるほど!と勉強になった。


まぁそれはさておき。


実は今回の旅行ではちょっと新機軸を試してみた。

輪行である。


折り畳み自転車を袋に入れて電車で移動する。現地で組み立てて自転車で街をめぐる。これが輪行である。


大阪駅藤田美術館は15分程。
藤田美術館→湯木美術館は20分程。
湯木美術館→東洋陶磁美術館は5分程。


ママチャリ並の速度でもこの程度で移動できる。本気出せば半分くらいの時間で行ける。
楽勝である。

そしてなにより自由なのがいい。適当に目に付いた店に入っちゃうのもまた自由。

今回、東洋陶磁美術館は行く予定はなかったのだが、湯木を出た時点で「アレ?時間あるな」と思ったから移動したまで。機動力が楽しみを増やしてくれるのだ。
#ま、もともと近いけどね。

輪行は京都でも役に立つと思う。
北村美術館→梨木神社→茶道資料館→楽美術館→大西清右衛門美術館とか、楽しいサイクリングになりそうだ。