茶道之名人6 千利休

本書の利休の項は、まぁ伝承通りと言っていいだろう。
…昨日の紹鴎のエピソードに持っていかれた為、南坊宗啓との関係は全然載っていないが。

ちょっと面白いのは利休百首のこと。

ここには利休百首が94個ならんでいるが、少なくとも以下の8つはメジャーな利休百首には出てこないものだ。

  1. なつめにて濃茶をたてばいつとても蓋する時は帛にてふけ
  2. 客のみてすゝぎの跡をいたゞきてのむはあやまるあしらいと聞く
  3. 輪口をば姥口居口すゑてよしされど恰好見合してせよ
  4. 中央にきやくし腰立置くときは灰押し左、火箸右より
  5. 薄板の長み一尺三寸五分横のひろさは九寸とぞ聞く
  6. 繪によりて花にこゝろは多からむ風にたてつく草花はなし
  7. 小壷にて茶をたつるにはすくふとも汲むともいはずさしぬくといふ
  8. わり炭をうつむけ橋掛け十文字菱鱗形長くらべすな

この人の種本はなんなんだろうなー。
リファレンスが全然載ってないから判んないんだよなー。