煙草
この前、なじみの銘酒居酒屋に行ったのだが煙草の煙が大変臭かった。
分煙できていない店にも問題はあるものの、日本酒という嗜好品を楽しんでいる時に、同時に煙草と言う別の嗜好品を楽しもう、という人の気持ちが全く判らない。
…まぁ、4X年の人生で、一度も喫煙した事がない私にはそもそもわからない魅力が煙草にはあるのかもしんないけれども。
大阪堂島にある紅茶店MUJICAでは、灰皿の上に砂糖壷を置いてあって「喫茶中は喫煙はナイナイすれば?」みたいな事が書いてある。
フレンチでもシガーは食後と決まっている。
嗜好品を二つ重ねるのはおかしいんだから、当然だ。
さて茶の湯の話。
茶の湯は、煙草盆が出されるが、基本は腰掛けとかで、シチュエーション毎の喫煙禁煙はおおむねできている。そこまでは納得行くのだが、薄茶に煙草盆が出るのがどうにも納得いかん。
昔の日本人は「嗜好品に嗜好品を重ねてはいけない」と思っていたのか、それともそうでないのか?
薄茶に煙草盆を出すのは薄茶を軽視しすぎなのではないか?とも思えるのだが。