茶席の禅語集4 野狐禅

野狐禅
(読)やこぜん。
(訓) 修行もしていないのに大いに悟ったかのようにしている人を野狐にたとえた言葉で、真の禅者か、茶人かを求める言葉。

「どうか掛物のお読み上げを」
「やこぜんと読みます。修行もしていないのに大いに悟ったかのようにしている人を野狐にたとえた言葉で、真の禅者か、茶人かを厳しく求める意を込めております。」
「すいませんでした。もう帰りますね」

禅語には違いないとは思うんだ。
でも野狐禅なんて言葉が茶席で使われるかな〜?

そんなの掛けようとする亭主の気持ちが判らん。

いや、そもそも「和尚さん、私のために『野狐禅』って一行をしたためていただけませんか?」って頼む動機が判んねーよ。