千家正流茶會初學抄2 昔の茶の湯

昔の茶書でチェックすべきことは、当然、現代のお茶との違いである。


迎付:

客は水音を聞き一同待合を出で亭主案内の一禮を請け総禮す亭主の歸りを目送して待合に戻り暫時吸烟し但此間小用等を弁ずべし

やはり昔は黙礼、という事ではなかったらしい。


食後に箸を落とすか:

食事全く終るとき一同飯椀汁椀の蓋をなし又箸を客同時に之を膳の内へ落して食事終りたるを知らしむべし

これは落とす様だ。
ただ、椀はただ蓋をするだけみたいで、重ねたりはしないということかな?


中立にしゃがんで鳴り物を聴くか?

亭主潜戸を立たる音を聞き(略)清浄鉢に水をさし夫より案内すること初座に異ることなし。
客の後入は初座に異ることなし

…中立自体の描写はないのでわかんねーけど、鳴り物なしで案内する事が前提みたい。ということで、鳴り物をしゃがんで聴くかは良くわかんないね。


やっぱりそれなりには違う感じかな?