茶道具陰影

暗い部屋の自然光で、黒っぽい伊羅保と、黄色っぽい伊羅保を撮ってみた。

本当は黒楽と青磁茶碗とで比較してみたかったが、どっちも所有せんので、伊羅保を代役に。


写真では思ったより明るく写っているが、やはり黒っぽい茶碗は、ディティールがいまいち把握しづらい。

青磁→高麗→志野→黄瀬戸→織部唐津…と茶碗はより暗くなってきたし、大ぶりな漢作唐物肩衝に比べ、瀬戸の茶入はぐっと黒い。

茶室が明るくなったのは、こういう道具の色合いの変遷の為ではなかろうか?