表具の真行草×真行草

表具は真行草があって、さらにそれぞれに真行草があって、9種類の格があることになっている。

一文字 中廻し 上下
真の真 四方廻す 四方廻す 四方廻す
真の行 上下のみ 四方廻す 四方廻す
真の草 なし 四方廻す 四方廻す
行の真 四方廻す 四方廻す 上下に分離
行の行 上下のみ 四方廻す 上下に分離
行の草 なし 四方廻す 上下に分離
草の真 四方廻す 四方細く廻す 上下に分離
草の行 上下のみ 四方細く廻す 上下に分離
草の草 なし 四方細く廻す 上下に分離

…ややこしい。


絵で描くとこんな感じ:

でも「茶の湯アラカルト」によると草の真はほとんど存在しないらしい。


草の真が存在しないのは、一文字が本紙の四方を廻った上で、その外側の中廻しが一文字より細かったら格好悪いからだろうか。