ケッコーなお手前です。1

みよしふるまち/マッグガーデン/2011年。

茶道モノの漫画。


茶道は少年誌ではどうにも漫画にならない。

西森博之の様な「おもしろい」か「すごくおもしろい」しか描けない天才でも「お茶にごす。」みたいなビミョーな作品になってしまう。
読者層が茶道に興味がなさすぎるのが原因だろう。


少女誌だと…「節子…それ茶道やない、衆道や」みたいな漫画になりかねない。


この漫画は、(今のところ)そういう傾向はない。多分、安心。


留学生の少年が出合ったのは、田舎の茶道流派の若宗匠

茶道部を舞台に、二人の友情の物語がはじまる…のか?正直あまりに淡々としすぎていて、茶道自体をテーマにした漫画なのか、茶道を扱った青春をテーマにした漫画なのか、どこに重点があるんだか良く判らない、という処。


田舎の武家茶道流派で旧藩の茶堂の家柄というと、大和遠州流が思い浮かぶ。
このあたりがモデルだろうか?
でも大和遠州流は左帛紗だしなぁ。


ためし読みも可能。
http://comic.mag-garden.co.jp/avarus/282.html

ケッコーなお手前です。 1 (マッグガーデンコミックス アヴァルスシリーズ)

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