槐記の置き合わせ

昨日の記事、読み直すと判りにくかったので図解。


南方録の曲尺割。

畳を五分割して中心を一定位置に(1/3ずらしとかあるのでやや曖昧だが)。
道具が小さくなってもそれなりにバランスは取れる。


次に畳の目で距離を計る方法。特に両端からの距離。

簡単に決めることができるが、道具が小さくなると道具間距離がひろがる傾向がある。


長板の置き合わせ。

前後の余白を見て、両端の余白を決める方法。

道具が小さくなると、前後の余白がひろがり、両端の余白もひろがり道具同士が中央に寄り、大きい程左右に分かれる傾向がある。


ん?まてよ?


長板方式を数式にしてみる。

長板の前後方向をx、道具の直系をrとすると、道具の端からの位置tは(x-r)/2。
道具の中央位置はt+r/2。t=(x-r)/2から(x-r)/2+r/2=(x-r+r)/2=x/2。rが消える。

…余計判りにくくなった。

もっぺん図解。

長板に置いた道具の中心位置は、道具の大きさに関係なく、長板の端から数えて奥行の半分の長さの位置になる。

この長板の考え方は、ある意味中心線を重視した、南方録の曲尺割に似た考え方かもしれない。