茶道入門6 茶道史概要 利休の子孫

利休には、道安、少庵の二子がありました。兄の道安は、故あつて家を相続せず、弟の少庵が千家を嗣ぎました。

大変さらりと書いてありますな。

故あって、の一言で「なぜ道安は堺千家を残さなかったのか」という謎をさらりと回避している。

少庵が利休の血を継いでいない事をさらりと隠している。


井口海仙は自分が利休の血をひいているかすごく気にしていた人。

「宗旦は道安の子ではないか、そうに違いない」みたいな事を主張していたくらい気にしていた。

彼にとってはここを「さらり」と書くことが、最大限の努力の結果だったんじゃないかと思った。