大名時計

大名時計、と呼ばれる機械がある。

江戸時代、大名達がステータスとして買い求めた高価な機械達。

ま、現代でも1000万を超える超複雑系時計ってのは売っているわけだから、時代が変わっても人間やることが変わっていない気がする。


さて、大名時計ってステータスなんだから一目につく場所に飾っていた筈。

文房飾り同様、書院に置いたっておかしくない。

なのに、書院の茶の湯に大名時計が飾られた、という話は聞いたことがない。

富貴過ぎる、というのもあるのかもしれないが、茶の湯に時計を持ち込むのはやはりはばかられたのだろうか?