茶の湯作法8 道具の拝見

この本の教える道具の拝見もちょっと変わっている。

(ト)正客『お形は何形でございます』と尋ねる。
此の時も主人は棗の形を答ふ。
つまり丸形の棗なれば『丸形でございます』と答ふ如し。

丸形の棗…?
日の丸とかの事だろうか?

(リ)正客『御作は何處でございます』と尋ねる。
此の時も主人は茶杓を作つた所を答ふ。若し作つた所が不明であれば季節向の草花の名稱を答へればよろしい。例へば新柳の頃であれば『青柳でございます』と答ふる如し。

「埼玉でございます」みたいな事を答えるんだろうか?

…著者は茶杓の銘に関して何か勘違いをしているのかもしれない。


昭和初期の一般的な茶道、というのは現代と解離し過ぎて意味がわからんね。