宗旦聞書9 数寄者に品々有事

本書にはいろんな茶人がリストアップされている。
その冒頭を紹介しよう。

一、心に茶の湯有とも所作に不調法成有是を深き茶の湯者と云なり
一、所作は上手成とも心に茶の湯無き人有是を朝浅き茶の湯者といふぞ
一、結構成と見事成をあたゝかなる茶の湯と云是公儀の茶の湯公儀茶の湯には本式かあると也

茶心があっても所作が不調法な人を深い茶の湯者と言う。
所作が上手でも茶心の無い人を浅い茶の湯者と言う。
結構なりと見事なりをあたたかい茶の湯と言う。これは公儀の茶である。公儀の茶の湯には本式が有る。

…。

茶心があって所作がみっともない、という事はふつーは無い話な気がする。
茶心ばかり習ったのだろうか?


あと、「あたたかい茶の湯」ってのがよくわからん。
公儀の茶はあたたかいのだろうか?
あと、公儀の茶の湯に本式が有る、といのは宗旦は死んでも言わん気がする…。