茶道と香道7 水を選ぶ事

昔より山城國宇治川に架たる宇治橋の中之間(三ノ間といふ)より其下を流るゝ水を汲て朝庭の御茶の水に供せられし事古書に見えたり

本書では、No.1名水を何故か宇治川三之間の水に求めている。

…しかし宇治川の水を朝廷が茶の湯に使った、という古書ってどれよ?
朝廷は茶の湯、しねーだろ。
そもそもすぐそばに染井の水が湧いているのに…なんでわざわざ宇治川…。ちょっと遠いところが贅沢気分、なのか?

茶は河流の日夜動きて止まざる水を可とするに依而宇治橋の三ノ間は山吹ヶ瀬といひて其河底に岩石多く水激して大瀬をなす故に此處の水茶に適合す事他に比類なしといふ

うーん、科学っぽく考証されても…。

この理屈だったら京の北の山側へ入って鴨川の源流方面から採取した方がよさそうな気がするんだが…。

だって宇治川の源流って琵琶湖なんだぜ…。