三事とは帛捌き、茶筅洗、茶巾扱ひの三ツ也
是は餘り誰もいはぬ事なれど吾實際多くの生徒に茶事を教ふるに初心の人に第一番に之を授けてよく其手順を記憶させおけば逾稽古にかゝる時只帛捌茶筅洗といひたる斗にて直に其事を為て甚都合宜
帛紗捌きと、茶筅通しと、茶巾の扱いを先に教えとくと、すっごい楽ですよ。そういうお話。
この頃はまだ、「割稽古」という用語がなかったし、また、指導要領としても、各師範が各々の裁量で行っていただけ…という事なんではなかろうか?
僕等が知っているような稽古の様相ってのは意外に最近のものかもしれない。
各種茶書の、割稽古に関する記述の有無を漁ってみた方がいいかもね。