茶道と香道11 千家門下之諸流

当時の表千家の側から見た各流派について。

○藪之内 燕庵藪中齋と號し通稱藪内紹智利休門の高足にして別に一家を為す(後略)

藪内を千家の弟子筋に置くのはどういうものだろうか…といいつつ、現代の藪内家がやたら千利休との関係性だけでアピールしている事を考えると、むしろ彼らには千家の門下扱いの方がありがたいのかもしれない。

○有樂

有楽流も千家門下ではなかろうもん。

織部 古田従五位下織部重勝即齋と號し利休の門人元和元年事故有りて自殺す

利休門=千家門と言っていいのか疑問の出る所。
あと「事故有りて」じゃねーだろ。

○宗和
金森出雲守後宗和と號す(後略)

宗和は千家の流れと言えない気がするし、そもそも出雲守ではないと思う。

○松尾
是又千家の庶流

辻玄哉の流れに失礼じゃねーか?


表さんの意識の中では、茶の諸流は全て千利休を源流とするものだったんだのかもしれない。
つーか、表千家絶対思想?