茶能湯主客獨稽古5 茶會之時刻名目

茶事の名前について。

古へは茶湯と云へば朝に定まれり、後に晝又は夜に催す事と成れり、其時刻および名目を左に記せし
○暁の茶の湯 又夜ごみ共朝ごみ共云ひ午前三時より四時六時迄なり其時刻に廬路入りをすべし
○朝の茶湯 六時頃なり、爐ふろ共に有り、跡見獨客などの設け有なり、跡見と云は兼約の客返りて後に茶を飲ます事を云

まあこんな感じで茶事の名前が紹介されているわけだが、

○菓子茶湯 又飯後、兩飯後とも云ひ、朝飯後晝飯後の茶湯にて即ち午前八時午後二時なり

朝飯後の菓子茶事って発想はなかったな。

○大福 一月一日より同十五日迄の茶の湯を稱す
○春茶湯 一月十五以後をいふ

http://d.hatena.ne.jp/plusminusx3/20100109
でも書いたが、昔は初釜とかの用語はなかった。
大正時代もまだそうだったみたいだ。