茶道の實際3 割稽古
點茶手順の基本となる處を分割して稽古するを割稽古と云つている、最もよく手慣れて貰ふ點を順次申述べる。
明治の末年には無かった(と思う)割稽古、という用語が、昭和23年には普通に受け入れられている。
おそらくこの30年の間に、教授法が整備体系化され、一般化したんではなかろうか。
割稽古の内容は、ごくふつーなので略すが、ひとつだけ。
襖の開け閉め、歩き方からはじまるが:
立つ時は兩足をつま立てるがこれは衣服を踏まぬ為めであつて、さて左膝を立て右膝を立てると同時に體を伸ばし立ち上がる、
ぬう。両足爪立ててるけど踏むぞ?しかも爪先で。こけるか袴がずれるかどっちが先かみたいな感じで。
いったいなにがいかんのだろうか?