点て初め

炭を熾し、風炉に並べる。
練習だから、適当に切った半端炭だ。

道具のほこりを払い、洗う。

寸胴に湯を沸かす。
このでかい寸胴の湯が小ぶりな釜に全部入ってしまうのはいつ見ても不思議。


道具を並べ、濃茶を練る。


…点前をかなり忘れている。

思えば濃茶は一年ぶりぐらいである。去年は、足を怪我した事もあって、長時間座る必要のある濃茶を敬遠していた。

…よく考えると、ほとんど家でお点前の練習をしていない。
お稽古の回数も限られているから、去年一年でお点前をした回数は数えることができる程だ。

今年は、数え様にも覚えてられない程度には、お点前に精進しよう、と誓った。