新選茶の湯読本2 御所丸

朝鮮から渡ってきた茶碗の中に「御所丸」と稱するものがある。
(中略)
その中でも、大阪鴻池家に伝わったものには面白い由來が有る。
秀吉が朝鮮へ茶碗を注文した時、道具奉行をしていた古田織部が、種々奔走したので、その恩賞として、燒き上がった茶碗の中から、一個を輿えた。
織部が賜わった「御所丸」茶碗は、數ある同種の茶碗の中でも、形態、高台造り、釉、土味等優れたものであったが、慶長十九年大阪の冬陣に際し、大阪城にあった古田織部は、戦争でその茶碗が壊滅することを惜しみ、茶道の門人である小堀遠江守政一に、休戦を申込、その茶碗を贈って、保存を依頼したのである。

  1. 秀吉が織部に御所丸を注文させた(朝鮮攻めない方が良かったんじゃ?)
  2. 大阪冬の陣織部が籠城した(あれ?戦争中はちゃんと東軍だったんじゃね?)
  3. 小堀遠州に(冬の陣で大阪にいないよ!)
  4. 道具を守るための休戦を申し込んだ(夏の陣じゃないのにそんな暇ないよ!)

ツッコミどころが多いよ!昭和30年代でコレはないわー。