茶道ジャーナリズム60年5 茶道月報の収入

茶道月報の創刊時スタッフ。

この時の編集同人には、
井口海仙、神谷保朗、金沢宗為、佐々木三味、広瀬拙斎、壷井宗翠、坂本宗倫、高橋宗伯以下となっている。

錚々たる面々。


んで茶道月報の価格は以下の通り。

壱部 五拾銭
三ヶ月 壱円五拾銭
六ヶ月 参円
壱ヶ年 五円

一円=7000円換算だと、1冊3500円で年3万5千円。
…結構お高い雑誌だ。

ちょっと時代が下るが、発行部数は以下の通り。

昭和五、六年頃の発行部数とその読者比率は、次のようになっている。
総発行部数 二、〇〇〇部余
内訳 男性読者 一、二〇〇部
   女性読者 八〇〇部

現代にするとうまくして年7000万くらいの売り上げか。たぶんフルには売れないだろうけど、編集の何人かは専業ではない筈だろうし食っては行けそう。


…でも発行部数少ないなぁ。こんな少数で買い支えてたんだ。

購入読者のかなりの部分を金持ちが占めてそうな気がする。高い本だし。