お茶の学びと人間教育

梶田叡一/淡交社/2002年。

うん、タイトルからして出オチ臭ハンパ無い。

第一章<お茶>の生き方に学ぶ

<お茶>をすると、いろいろなことを学ぶことが出来ます。
お茶のおいしい点て方や飲み方がわかるとか、きちんとした立居振舞が身に付くとか、健康増進に役立つとか……。
(中略)
しかしそういう目には見えやすい学びは、実は<お茶>の表面的な効用、あるいは<お茶>にとっての入り口の話ではないか、と思えるのです。
つまり<お茶>というのは、本当は<生き方>の問題ではないか、と思われるふしがあるのです。

お茶人のベテランの皆々様をつらつら見て考えるに「反面教師にはなるよね」としか思えない。なかには「すばらしい生き方の人が居る」かもしれないけれど、一般人中のその比率に相当勝らない限り、学ぶ程の生き方じゃないという事になると思うの。