鈴木半茶/學藝書院/1941年。
千利休の全集。
つまり千利休が書いた、と言われる伝書等を集めたもの。
- 南坊宛の傳書
- 佐分宗二宛の傳書
- 野村宗覺宛の傳書
- 藪内紹知宛の傳書
…
みたいな感じ。
珍しい視点かも。
なお南坊録は利休が書いた訳ではなく、あくまで南坊宗啓が書いた、という設定なのでここには含まれない。
さて、内容に触れる前に。
当然私はこれを古本で手に入れたのだけど、そこには以前の納品書が。
尚學堂 40年1月5日付の高橋和巳樣宛。
尚学堂は京都の古本屋。もしこれが小説家の高橋和巳だったら、昭和40年頃は立命館の講師だったみたいなので辻褄は合うなぁ…とか全然関係ないとこで感慨にふけったり。