やさしいお茶とお花入門8 総括

子供のお茶の本を読んで来たが、以下の様な感想。


書く側は、子供相手だからといって本格的である事を捨てたくない。あるいは子供向けに曲げたくない。手加減はしたくない。
だから子供には無理な事は書かない。あるいは無理は承知で書く、という事になる。
子供用の簡略点前や、子供向けのかわいい懐石?とかは書かない。


子供には、大人の考えるお茶の美意識自体は理解できそうもない。特に侘び茶は無理そう。でもやっぱり本格にやらせたい。
だから美意識関係は書かない。
子供にできる道具組や、子供向けの床飾りとかは書かない。


結果として、この本を読んで子供がお茶をやりたくなるかどうかかなり疑問。

子供にやらせるならもっとママゴトめいたものにしても良かったんじゃないかなー。
このままだと「自発的な」実践は無理だと思うの。