茶の湯講座4 大爐

爐の大きさは今日では、凡そ何處でも一尺四寸四方といふことになつて居るが、昔はいろ/\と大小があつて、このやうに一尺四寸に決つたのは、凡そ利休時代からの以後のことである。
(中略)
今日では茶席の建方が田舎屋といふやうな場合、或ひは部屋が相當大きく、小さい口の爐では室の構造上調和上何に彼につけて面白くないやうな時に、今でもこの大爐を使ふ。これは四疊半切のやうに道具畳の右側に切るのが普通となつてゐます。

大炉の切り方については以前考えた事がある。

http://d.hatena.ne.jp/plusminusx3/20120406

今日庵では季節物のお点前の大炉も、官休庵では茶室設備によってはそれも有り、程度のお点前。一部屋で炉も大炉も設置したい、という事もない。

なので切り方も通常の炉と同じだし、お点前も逆勝手ではない、という事か。

こっちの方が当り前の有り方な気がしますな。