茶の湯講座5 茶筅

官休庵形といふのは利休形と稱して頭の開いたものを用ひる。
又これには數穂といふもの薄茶に用ひ、荒穂といつて數が少なくて腰の強いものは濃茶に用ひられる。
茶筅には白竹、煤竹、青竹などの種類があります。

現代では武者小路千家用の茶筅といえば、煤竹で頭の開いたもの。

でもこの描写からすると、昭和11年の段階では煤竹限定みたいな縛りはなかったみたいだ。

竹の種類まで縛りが入ったのは、もしかすると割と近年の事なのかもしれない。