四つ頭

四つ頭の茶会、というのがある。


私は行ったことがない。名前から想像するが、多分、こんな感じじゃないか。


茶筅と、抹茶と湯の入った茶碗を持った僧侶が、部屋の四隅に座る。

そして部屋を真っ暗にする。


一番の僧侶が壁伝いに二番の僧侶の元に歩いて行く。

一番の僧侶は立ったまま自分の茶筅で二番目の僧侶の茶碗のお茶を点ててあげる。

二番の僧侶は点ててもらったお茶を飲んだ後、壁伝いに三番の僧侶の元に歩いて行き、同じように茶を点てる。その間に一番の僧侶は二番の僧侶の場所に座る。


これを四番の僧侶まで繰り返し、全員がお茶を飲んだらおしまい。


抹茶は禅では眠気覚ましだしな。