茶杓の火矯め

西山松之助「茶杓をつくる」に触発されて、竹を曲げてみた。

アルコールランプを使い、あせらずじっくり、焦げても気にせず炙ってみた。

やっぱり焦げた。まぁ想定内。
あと西山松之助の言う程「飴のように柔らかく」はならなかった。これも実は想定内。幅を広めにとったからねぇ。

曲げた瞬間に水で急冷すると形は即座に安定してくれた。これはありがたい。

試しに半分削ってみた。焦げは内部までは浸透していないが、結構削ってやらねばならない。つまり茶杓は薄くなる。

あと、やっぱり亀裂は入る。これを消すには、亀裂のない部分=皮の近くまで削ってやらねばならない。つまり茶杓は薄くなる。

この方法だとどうにも薄っぺらい茶杓になってしまうなぁ。