利休道歌に学ぶ23 台目と水指

二畳台三畳台の水指はまづ九つ目に置くが法なり
(略)
台目柱があるときは板が来たりしますから、客付から九つ目あいたぐらいのところに水指の右側が来るような感じで置けという意味だと思います。
(略)

最初、膝の前から水指の間の、つまり点前座の広さ方向の話かと思って読みましたが、それじゃ狭過ぎなので、やはり水指と台目柱の距離なんでしょう。

だから「はこびたて水指おくは横畳二つ割にてまんなかに置け」と対になるのかな?

「はこびたて」では畳分割の座標系だったのに、この句では畳縁からの距離という違う物差しになってます。

わざわざ距離指定なのは、床柱からあまり離さない/台目棚の下から外さない、という事を意味するのかもしれません。


業躰の「ぐらいのところに」「感じで」「思います。」という曖昧さ。

水指に大きさの違いがある以上、僕はこれでいいと思います。
無理だよね。厳密に指定は。