茶道早学4 席入

席入りの仕方。

亭主(略)案内の黙禮し跡少し明け置て桶を持入数寄屋の潜り口手掛だけ明おくなり
客は案内の一礼請て暫し腰掛により吸煙し
上客次礼して圓座は尻のあたりの所を後ろの壁に立掛静に行き小便し
下水をつかひ清浄水の前に至りつくばひて右の手にて杓を取左の手を洗ひ又左の手に杓を持かへ右の手を洗ひ又右の手に持ちかへ水をすくひ左の掌にくみ口をすゝぎ又半分汲杓の柄を流し手水鉢へ斜に横にして掛置
二客次礼して上客の如くする
三四客も之れに同じ
末客は円座取重ね其上に煙草盆をのせ末座に置く

亭主と客が黙礼した後、客は「頃合を見計い」入るのですが、本書ではその後で

  1. たばこ
  2. おしっこ

済ませとけ、というのが珍しい。というか時間掛け過ぎやろ。

あと客毎に円座をはねあげとけ、というのもちょっと珍しいかも。
逆に末客が集めづらそうやん。