京都美術大観 茶室10 45.裏千家今日庵

今日庵の解説が面白かったので。

老年に及んだ茶人は皆多く其心境と老體との關係から、二疊敷を好むやうになる。
動作の點に於て最も便であり、話をするにも大聲を要せず、客を遇するにも立居するに億劫さがないから思ふ存分待遇する事も出來る。
此等の點は矢張り此二疊敷を作らしめる素因にもなる。

隠居所としての今日庵が二畳なのは、宗旦がよぼよぼして耳も遠くなったから。

なるほど含蓄あるな。

沢山客も来ない、というのも必要かもしれんけど。