玉川遠州茶道秘訣抄22 夜會茶の湯の傳
夜會 半日半夜の茶の湯とも云は昼 七つ時申の刻に露路入する也
これは現代の「夕ざりの茶」だろうか?
明るいうちに懐石を済ませたいとはいえ、午後4時に席入りは早いのではなかろうか?
初座床に花を活け日のある内に懐石終り客中立の間に石燈篭を燃し
席には短檠其外それ々ヽ明りを燃し戸残らすしめ風炉先窓か又は突あけ窓か何れにても露路の方へ明りのさす所を一ヶ所戸をしめ残し置なり
床の花を除き掛物をかえ茶具の飾りを付け 点前陰の飾り習ひあり 手燭持出 手水鉢の水を改めそれより手燭を持客を迎ふ事常の通りなり
露地の方へ明りがさす所を開けておくのは、外の様子が見たいからだろうが、
突き上げから見れるんだろうか?ものすごく座高が高いとかか?
あと虫が入って来そうで心配。
夜會は至て六ヶ敷ものと宗甫公仰せられたり
亭主の心つかひ数々なれはなり
夜会が難しいのはいろいろと気をつけることが多いから。
特にこの会はタイミングが難しそうだ。
夜の花は花の影を嫌ふ故に半日半夜の會は初座に花後席かけ物にするなり
この話よく聞くけど、花の影を嫌うのはなぜだろう?
…虫がいるようにでも見えるのだろうか?