玉川遠州茶道秘訣抄23 夜話し茶の湯の傳

まず手順内容から。

夜話し茶の湯といふは(略)
初座(略)亭主出て挨拶終え直に薄茶を一服供す
これを前茶といふ古法なり

夜話では先に薄茶を出すのが古法である、と書いてある。


そして

宗甫公は茶會に行きかけに立寄人なりとても茶を出さす
茶の湯の帰りに立よる人へも茶を出さす
只白湯計り供せしとなり
その一服の茶を大切にする為なり
亦大切にする濃茶の前に薄茶を点る事すべからすとて流祖は前茶を不被成と申傳ふなり

遠州はお茶を大事に考えていたので前茶はしなかったと言っている。

どっちやねん。

流祖がしない古法とは一体…。

夜会は花を活すとは花影うつりて見立悪しと也
古法なれとも掛燈台をかけ薄板へ花影をとる様に活け候へは差支なしと甫公仰せられたり

はええのか悪いのかどっちやねん。