玉川遠州茶道秘訣抄24 跡見の茶の湯の傳

前客待合に行たらは後客に案内すへし
後客待合せ所に寄付案内の遅速は亭主の意にあり
跡見の會は朝會或は正午の會に限るなり他會には無用なり亭主の心馳多ければなり

ええ?跡見って後の客待たせてやるもんなん?インターバルに小一時間空けるもんだと思ってたわ。

後客揃ひたらは席中を掃改め花は前席の花を直して其まヽ置
道具畳に後入の具を飾り茶入を裸にて飾り置もよし
是時は修覆は飾らす勝手に置なり

この辺は茶道筌蹄あたりのままですな。

後席夜に入事あらは行燈にても短檠にても出すへし
跡見を云ふ名目あれはなり燈火の構なし

正午の茶の湯が4時間。そこから手早くしても3時間として…うん、確かに夜になりますね。
んでこれに様式を持ち込むと夕ざりの会とかになってしまうから、あくまでただの照明として扱うわけか…。

なんや、様式抜きに行燈短檠使えるんやん…。