実は茶道筌蹄の三巻はひたすら「道具の名前連呼」になっていていまいち挙げる所がなかったり。
ただ、以下のエピソードはどうか。
一重
太閤小田原城を攻られしとき居士供奉し陣中に有ること久し
或時伊豆韮山城内に大竹あるを聞き矢文を以て其守将北条美濃守氏規乞得て華入二筒を製し其一筒は尺八と名付け即ち太閤に献ず
一筒は一重切園城寺と銘し少庵へ輿ふ
是竹華入の始也
韮山城包囲戦に参加してると小田原城包囲戦に行く秀吉からはぐれちゃいます。
あと、そこまでお手間を掛けた氏規にお礼の一つもプレゼントしていないのも吝嗇が過ぎる。園城寺くらい氏規にあげなさいよ。
風流なちょっとイイ話にしたかったんだろうけど無理筋だぜ？
