千宗旦古流伝書7 点前中ニ席入之事

点前の最中に客が来た場合のやり方。

一 ニジリ口ニテ其ママ御坐リマス
主人御通リト答
客席ニ入リ床前ニ礼シ遠見シ詰ノ坐ニ着ク
先客ニ對シ挨拶ス
主人ハ此時茶ヲ点テ客ノ方エ振向キ茶碗ヲ法ノ所ヘ出シ而シテ後入ノ客ニ向ヒ挨拶ス
又茶点仕舞ノ時ハ水指引入通ヒ口ニテ挨拶ス
主人戸ヲ〆タル後チ後入リ客ハ風炉ノ前ニ進ミ飾リ付ヲ拝見スヘシ

躙り口に入りたい客は座って待つ。
(点前中の)亭主が入室の許可を出す。
後から来た客は(床前には行けないので)遠くから礼をして詰めの位置に付く
詰めの位置から先客に対し挨拶する。
主人は茶を点てるのを優先し、茶を先客へ出してから後から来た客に挨拶する。
お仕舞いの時に主人が水屋へ帰ってから、後から来た客は風炉前で拝見する。

読んでみたら「そうするしかないよね」って流れなんだけど、こーゆーのがわざわざ載ってるって事は、遅刻する客が多かったのだろうか?
あるいは乱入が多かったのだろうか?

あまり落ち着いた感じの茶会にならなさそう…