講座日本茶の湯全史27 井伊直弼と幕末維新の茶

谷村玲子著。

近代・現代の茶の湯を特徴づけるとしたら、それは女性の茶の湯人口にあるのではないだろうか。
(略)
江戸時代の女性の茶の湯についてはいまだ不明なことの方が多い。
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ところが近代の女性の茶の湯という観点から言えば、江戸時代を通じて最も信頼できるまとまった女性の茶の湯史料は、直弼関連の茶会記にある。
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本稿では、直弼に関し、茶風の紹介と女性の茶の湯の推進をしていたのでは?という話をしている。

茶会記に、女性が含まれるものが多くあり、また、女亭主の茶会の正客に呼ばれていたりするからだという。

でも、動機はなんだろう?
その辺までは判らない。研究なのでしょうがないけど。

私の推測。

井伊直弼は、中年まで部屋住みで、突然藩主の地位が転がりこんで来た人。
道具も無けりゃ茶室もない、みたいな状態でお茶を始めた人なんで、立身するまでは家中の女性や小身とお茶をしていたんじゃなかろうか?
んで女性とお茶をすることに抵抗感がないんじゃねーの?とか思った。