茶式湖月抄9 隅炉

一 隅爐

妙喜庵点とも云

点やう風炉の通なり

妙喜庵点とは言った物である。

明治5年の段階では藁小屋になっていた待庵はこの時期復興していたのだろうか?
それとも江戸時代からの知識でこう書いていただけなのだろうか?

但し水指のふたは客付へ取也
手燭は水指の向に置也

置き合わせは風炉と同じ位置なので右に水指になるが、炉と風炉の違いは高さ。

水指の蓋が転がっても風炉の中には入らないが、炉はそうではない。
だから炉の反対側である客付に置くのだろう。

手燭は不詳(オレが)。