詩集利休10 戦中の詩集
本書収録のタイトルを羅列してみる。
- 庭
- 千利休
- 千宗旦
- 茶碗のうた
- 古田織部
- 古田織部
- 竹の中なる大圓世界
- 藪内紹智
- 高山右近
- 小堀遠州
- 花
- 金森宗和
- 茶杓
- 片桐石州
- 片桐石州
- 茶碗
- 山科丿貫
- 石
- 藤村庸軒
- ある朝
- 松平不昧公
- 岡田宗偏
- 愛と眞と善の茶の湯
- 國歌と特殊潜航艇
- 豊葦原瑞穂國に
著名茶人以外は、割りと即物的なタイトルが多い。
丿貫に山科、という名字を付けたのはめずらしい。
山田宗偏の名字が岡田なのも聞いたことないな。
そして最後の二つは、おそらくこーゆー愛国ポエムをのっけないと出版できなかったんだろうと思われる。
著者はあまり茶に詳しい人物ではなかったのかもしれない。
出版統制の中で、自分の詩を出版する為に無害な「お茶」テーマの詩をひねりだしたんじゃないか、という気がする。