藤田登太郎 茶陶展

畠山記念館の茶室、明月軒と翠庵を使った、藤田先生の茶陶展。

藤田先生の茶碗を、目と、手と、舌で楽しませて頂く。

五感を使いまくるので、普通の展覧会よりずっと頭が疲れるね。


たっぷりした志野茶碗、「雲珠花」。

すくっとした「奈良川」。

黒々として、でも案外手取りの軽い「窯くずし」。

見込みの亀裂の凄い、毎度の存在感の「石槌」。

これらの志野茶碗も素晴らしいが、20代の頃の(50年以上前の)志野以外も素晴らしい。


井戸茶碗「古井戸」は素晴らしい枇杷色だし、「大徳寺」はいろいろ転機となったお茶碗。
これらの若い頃の茶碗の轆轤の確かさよ。


でも本当の御馳走は、先生のお人柄。今年もお元気そうで、こちらもうれしくなりました。

なお本日最終日。15時まで。