茶の美2 懐中紙

わが家では、必ず来客に薄茶を出すことにしている。
茶を知らない人は、一瞬たじろぎ、茶だけをグッと飲んで、菓子まで手をつけるユトリがないらしい。
何も客を困らせようというコンタンなどはさらさらないので、ただこちらの好意が裏目に出たのだと諦めている。

立派な心がけだなぁ&そういうものかなぁ?と思う。

別に点前など知らなくても、赤面しない程度の知識だけは心得ておきたいと思っている人は案外多いのではなかろうか。
他家を訪問するとき、茶道具店などで撃っている懐中紙を用意する。
(略)
菓子が出ると「いただきます」といって、懐中紙を膝前に出し、箸で菓子を紙の上にとる。

いや、そこは銘々皿で出してあげようよ。
素人さんに不親切すぎるよあなた。