茶道規範32 聞書 同客方の事

風炉の客の心得。

茶道便蒙抄と聞書、同じ内容の部分。

一 風爐にて御茶申べくとある時は時節に搆はず足袋を履かずして參るべし。
風爐は初に書たる如く世間暖氣にて釜をあぐるなれば亭主の意に應ずるこヽろなり。
(略)

江戸時代も、大正時代も、風炉の茶は裸足。
しかも季節に関係ないと言っている。
寒くても寒くない!そういう事であろうか。

大正時代の別の本にも同じ内容がある。
http://d.hatena.ne.jp/plusminusx3/20121120

少なくとも風炉の季節は裸足、は常識だったのだろう。


桃山時代はむしろ、風炉の茶が季節を問わず行われていた事を考えると、不思議な気がする。

当然現代は季節関係なく足袋だと思うが…。

そういえば裏千家業躰は冬でも足袋を履かせてもらえない、吉原の遊女のようなポジションだったのだが、いまどきはどうなってるんだろう?
奈良業躰はテレビでは足袋を履いていたが…